チームスクラム練習会について

第6話 我孫子市から発信する合同演奏

目次

【成功した太鼓秋まつり】

20251124日、千葉県我孫子市で開催された「太鼓秋まつり」は好天に恵まれ、手賀沼を背景とした舞台で参加13チームが演奏を行いました。

特筆すべきは、お祭りの参加チームの中で複数チームや個人が「合同で演奏する曲」がたくさん取り上げられたことです。(括弧は作曲者、敬称略、※はアマチュアによる楽曲)

·路~みち~(森綾子

·山呼(北原永)

·令和(林田ひろゆき)

·この丘に星集うとき(杉本正夫

·ヨーソロー(TAKERU

·春風(鼓童)

·リアン(菊池康平

その中で、アマチュア作品が3曲取り上げられました。

路~みち~はお祭りのオープニングで演奏されました。情緒豊かな篠笛のメロディーが背景の手賀がとマッチしていたうえ、決然とした太鼓の響きが、お祭りの雰囲気を見事に作り上げました。

「この丘に星集うとき」は、毎年10月、千葉県佐倉市で開催される「草笛の丘太鼓祭り」のテーマ曲です。佐倉太鼓衆を率いる杉本正夫さんが作曲しました。今回開催された和太鼓秋まつりの参加チームから「この丘に星集うとき」を叩けるチームや個人が集まって合同で演奏しました。太鼓奏者が徐々に集まる様を想像させる序奏から、疾走感ある太鼓のリズムと、きりっと力強い篠笛のメロディーが演奏会場に響き渡りました。侍の街、佐倉に相応しいメロディー、印旛沼を一望できる草笛の丘の風景(夕暮れから星がまたたき始めるころ)を彷彿とさせる和太鼓曲です。

リアンは、東の蒼龍(日本太鼓協会指導員会の東日本支部ユニット)が中心となりお祭りの最終プログラムの中で演奏されました。演奏終了直後、最前列で演奏を観ていたお客様から「かっこいい!」のオベーションが上がりました!私が舞台で演奏してきた中で、このような声を頂いたのは初めてでした。

千葉県我孫子市で開催された「太鼓秋まつり」の成功は、主催者のまつりにかける熱意、特に開催地の地元、我孫子和太鼓愛好会の露崎章さんをはじめとした和太鼓に賭ける情熱、その情熱に呼応した参加13チームのすばらしい演奏、そして、今まで以上に多くの合同演奏が行われ、演奏者とお客様との「つながり」や一体感が出来た結果であると思います。過去いろいろな和太鼓まつりに参加した私から見ても、素晴らしい太鼓まつりでした。

太鼓秋祭り(ステージから)

太鼓秋まつり(観客席から)

【スクラムZで繫がる仲間たち】

1月5日新年初叩き練習風景

和太鼓秋まつりが開催された同じ時期、スクラムZ100人太鼓の演奏者募集をとおして、新たなつながりが生まれました。

202511月初旬、100人太鼓の募集を開始して2カ月余りのころ、目標100人に対して半分の50人前後と目標に程遠い状況でした。市内の学校や自治体を通して演奏者募集のチラシ配布などの営業を試みたのですが、なかなか集まりませんでした。演奏参加に導くための突破口が見つからなかったのです。

そこで、20251118日、NECグリーンロケッツ東葛の公式SNSから「演奏者募集」を告知して頂きました。告知後2~3日でSNSを見てくださったおよそ10人の方から演奏の応募を頂きました。練習期間の関係上、演奏者募集の応募条件に「和太鼓経験がある方」を入れていましたので、太鼓未経験の方で「スクラムZ」を一緒に叩きたいと望んでいらっしゃる方は、もっと多かったのではないかと思います。

NECグリーンロケッツ東葛のSNS「演奏者募集」の告知を通して、私の想像以上に新たな和太鼓仲間の繋がりが生まれ、つながった仲間たちの輪が広がり始めました。

一例ですが、こんなメッセージを添えて応募してくださいました。

·自治会の盆踊りで太鼓を叩いています。(太鼓歴は10年です。毎週1時間)グリーンロケッツのファンで何度もスタジアムで「スクラムZ」生演奏を聴きました。

仲間に入れて下さい。合同の練習会がありましたら、参加させて下さい。

·東葛地区の練習会や合同練習の土日祝なら参加ができます。

住んでいるところは東京都ですが、小学校4年生の息子と2年生の娘があびこラグビースクールに通っています。もし可能なら、母·息子·娘の3人で参加してみたいです。

3人とも和太鼓は少し経験があります。宜しくお願いします。

SNS告知をきっかけに、あびこラグビースクールともつながることが出来ました。

あびこラグビースクールの生徒さん、コーチの皆さんには100人太鼓演奏時のパフォーマンスにご協力いただく予定です。

練習の見学をとおして参加を表明してくださったチームがあります。私からお声掛けした当初は「チームの諸事情により参加が難しい」との回答でしたが、練習見学後「チームスクラムの練習を見て一緒に太鼓を叩きたくなった。100人太鼓の参加について役員会に諮るので回答を暫くお待ちください」と再検討する旨回答を頂きました。その後役員会で100人太鼓の参加を正式決定し、チームとして練習に加わりました。

個人のご厚意により、練習場所を提供頂きました。練習場所は地元近隣センターのホールや会議室を予約するのですが、和太鼓が叩けるような防音設備が整った部屋が少ないことや、部屋が空いていても、申し込みが重複する場合は抽選会が行われます。特に申し込みが集中する土日の午前·午後は練習場所の確保が困難です。

この状況に「個人で運営する太鼓スタジオを練習場所として使ってください」と、声をあげてくださった方が現れました。
これによって、本番演奏の2026年2月上旬までの間、貴重な土日の練習場所と時間を確保することができました。

チームスクラムの仲間たちによる模範演奏動画の作成も行われました。

チームスクラムの参加者は関東一円に広がっていて、それぞれが地元で太鼓の活動を行っているため、スケジュールを調整して一斉に練習することが困難です。

そこで、チームスクラムの有志が集まって練習用動画を撮影しました。自主練習用にパートごとに練習動画を作りました。これによってスケジュールや距離の問題で練習参加が困難な方々でも、自主練習できるようになりました。

このように、当初難航していたスクラムZ100人太鼓の演奏者募集は、NECグリーンロケッツ東葛の公式SNS発信をきっかけに、ラグビーファン、ラグビースクール、我孫子市内の和太鼓チーム、チームスクラム有志の協力のもと、100人太鼓の演奏者が集まりました。スクラムZの演者募集活動をとおして人々が繋がり、さらにその輪が広がってきたことを実感しました。

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